小学生の時に少林サッカーのTV放送を見て以来の試合観戦である。 つまり、初めての試合観戦である。
最初から最後まで試合を見たのは人生で初めてとなる。 (TVの生中継を見ていただけなので、観戦と呼んでいいのか知らないが)
男子サッカーで北朝鮮のラフプレーがすごいとの噂を聞き、野次馬根性で見ていたのだが非常に面白かった。
最初から最後まで北朝鮮がボールをコントロールしていたし、純粋に個人個人が強かった。
ラフプレー以前に、日本人選手とぶつかったら弾き飛ばされるほどフィジカルが強かったし、走りの速さでも日本を上回っていた。
まったくサッカーの造詣はないのだが、古賀選手はすごかった。 何がすごいかと言われたらよくわからないが、とにかくディフェンスが尋常ではなかった。
北朝鮮の後半のキーパー交代には驚いた。 普段の振る舞いゆえに、「粛清」という文字が浮かんでしまった。
また、スポーツ観戦が趣味の人の気持ちがわかった。
自分は全く努力せず、応援しているだけで充足感を得ることができる。 何もせずとも、応援している仲間、世間の空気と一体となったように感じる。 特に知識がなくとも、適当に「あそこがどうの〜」と文句をいったり褒めたりするだけで自尊心が満たされる。 さらに、お気に入りの選手でも見つけようものならそこに熱中するだけで何かに向かって情熱を注いでいるふりをできる。
これが悪いとは思わないし、純粋にスポーツ観戦は面白いと思う。
ダブスタ上等。